生産管理の仕事に興味があるけど、自分にもできるか不安って思っていませんか?
こちらの記事でも書きましたが、工場の生産管理の仕事は僕のように向いていない人間がやると辛い思いをすることがあります。
とはいえ工場にとってはなくてはならない重要な仕事でもあるんです。
そこで今回は僕がみてきた中で、こういう人は生産管理に向いているという特徴を紹介します。
これからやってみようか考えている人は参考にしてみて下さい。
生産管理の仕事が向いている人の特徴
コミュニケーション能力が高い人
生産管理の仕事は会社によってやり方や、担当する仕事の範囲などはバラバラです。
ただ、どの会社でも共通して求められる能力としてコミュニケーション力は必須だと思います。
むしろ頭のよさとかより、そっちの方が大事な気もします。
具体的になぜコミュニケーション力が必要かというと、生産管理という仕事は工場の仕事の中でも特に人と関わることが多いからです。
どの部署でも少なからず他の部署との関わりはありますが、生産管理の場合は自分の担当するラインの最初から出荷するまでの全ての工程の現場の責任者などと関わって仕事をすることになります。
他にも設計や生産技術、品質管理といった部署の人や、国内外に複数工場をもつ大きな会社の場合は他の工場の人や客先、外注先の人ともやりとりすることもあります。
関わる人が多いからといってもスムーズに仕事が回っている時は、そこまでコミュニケーション力が重要とは思いません。
しかし工場の生産は計画通りスムーズにいくことばかりではありません。
人間なので時には手配ミスをする事もあります。
自分がミスをしなくても、客先の急な依頼で計画を変更しなくてはならなくなった場合や、機械のトラブルで不良が多発するなど色々問題が起こります。
そういった不測の事態が起こったとき、関係する部署に無理なお願いをしてでも製品を納期に間に合わせるようにしないといけないんです。
そこで普段から関係する部署の人と良好な関係を築いておくと、何かと事がスムーズにいったりもします。
例えば僕が新人のころにあったのが、急な変更があって現場にお願いしにいったら無理だと突き返されたけど、上司に相談して話をしてもらったらやってもらえたとか。
こういうの工場に限らず会社だとよくある話だと思います。
結局はコミュニケーション不足なことが原因で上手くいかなかったりするパターン。
本来なら仕事なんで個人の感情を優先してたらダメなんでしょうけど、僕も今は現場で働いているので気持ちはわかります。
なので普段から他部署の人と積極的にコミュニケーションが取れる能力は、やってみて重要だと感じました。
行動力がある人
先にも書きましたが、生産管理の仕事はしょっちゅうイレギュラーなことが起こリます。
起こってみないとわからない事の方が多いので、その都度聞いたり相談したりして解決していかなければなりません。
マニュアル通りにいかないことの方が多い仕事だからこそ、機転がきいて行動力のある人の方が向いています。
ほんの一例ですが、工場ってだいたいどこでも工場間や外注先と物をやりとりする為にトラックの定期便があります。
本来なら定期便で出荷したり材料を納入したりするんですが、それでは間に合わないという場面が出てきます。
そういった時は自分で届けにいったり、引き取りにいったりといった普段は自分がやらなくてもいい仕事でも状況に応じてできる行動力があると何かと上手くいきます。
他にも何か問題がおきた時、机の前で考え込むより、現場へ出向いて直接話を聞いたりといったことも重要です。
このように考えるより先に行動するというタイプの方が、生産管理には向いていると感じました。
メンタルの強い人
結局のところ、これにつきると思います。
生産管理に限りませんが、仕事をやっていると何かと問題が起こります。
生産が遅れて納期に間に合わなそうになったり、材料の発注や、生産計画をミスってラインが止まりそうになったり。
自分の責任でないトラブルでも、客先や関係部署に頭を下げたりしなければならない場面も出てくるでしょう。
そんな時あまり深く考え込んでしまう性格だと、精神的にまいってしまう事もあるんです。
もちろんいい加減にやるのはいけませんが、問題がおきても「まあ、なんとかなる」って思えるくらいの性格でちょうどいいんじゃないかと思います。
まとめ
生産管理は設計などのように、製品に対する専門的な知識がそれほど必要な仕事ではありません。
なので極論ですが、難しい計算ができるとかより誰とでもすぐ仲良くなれて行動が早い人の方が向いていると思います。
あとはあまり深く考え込まない人。
生真面目で責任感が強すぎるとプレッシャーに耐えきれずに潰れてしまう事もあります。
これからやろうか考えている人は参考にしてみてください。
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